《MUMEI》

『テンア、大丈夫か?』


「あぁ。」


『良かった。』


俺はテンアを、地面に降ろした。

だが、テンアはそのまま座り込んでしまった。


『テンア。』


「大丈夫だ。」


『なんで、疲れているのに何も言わないんだよ。』


「別に疲れてないし、問題ない。」


『ある!もし、あのままモンスターに喰われていたら、どうすんだよ!』


「自力で脱出する。」


「魔法を使えないくせに、無理だろ!」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫