《MUMEI》 『テンア、大丈夫か?』 「あぁ。」 『良かった。』 俺はテンアを、地面に降ろした。 だが、テンアはそのまま座り込んでしまった。 『テンア。』 「大丈夫だ。」 『なんで、疲れているのに何も言わないんだよ。』 「別に疲れてないし、問題ない。」 『ある!もし、あのままモンスターに喰われていたら、どうすんだよ!』 「自力で脱出する。」 「魔法を使えないくせに、無理だろ!」 前へ |次へ |
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