《MUMEI》
美夜side
「美夜、何で戻ってきたんだ?」

「早く帰ろう」


「あの子を助けなきゃいけないの!!開けるよ!!」

雫の部屋だ……

ガチャ


「雫……あのね、私の前のお兄ちゃん達が
来たの!!一緒に逃げよ!!」


雫がやっと自由になれる!!

「美夜、誰だ……!!」

「……!!」


二人とも固まらないでほしい…

確かに私も初めて雫をみたとき固まったけど…

だって、雫があまりにも綺麗だから…

純白のベッドで寝ている姿は息を飲む

くらい……綺麗……


「美夜……!!アイツが……来る…!!」


雫は震えてる……

人は私たち3人以外いないのに……

「大丈夫!!こいつら強いからアイツもこれない!!」

「でも!!……うっ……!!」


雫は起き上がったせいか

痛そうに倒れた


「雫!!おき……!!」







「大丈夫だ。俺がお前を守ってやる。
もう、怖がることはない。」


お兄ちゃんが……

女嫌いのお兄ちゃんが

雫を優しい……愛しそうな目でみてるんだもん…

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