《MUMEI》
雫side
目の前に知らない人がたくさん

恐い人…たち…?

「要!!誰だ!?その子!!」


「大樹!!雫にあんまり近づくな!!」

「うわ!!美夜!!心配したぞ!!」

「本当だ…美夜お帰り……」

「奏ちゃんがこれで生き返る〜」

「うっせ!!黙れ!!」

楽しそうな人たち…

「ふっ…」

笑ってしまった


「し 雫が笑った……!!雫が笑ったよ!!」

美夜は何故か喜んでいる


「美夜?」


何でだろう?


「雫が笑ったことがアイツにとってうれしかった
だけだ。ずっと笑ってみろ
もっと喜ぶぞ」

美夜が喜んでくれる

「美夜、もっといっぱい笑うね…」

「雫は笑顔がいい!!可愛いな〜♪」


美夜は初めての友達だもん…

「おーい!!そろそろ紹介お願いしまーす!!」

「だ…れ?恐い人…?」

「さっき言った仲間だ。恐くない」

要は恐くないから

この人たちも恐い人ではない…

「観月…雫で…す」

久しぶりに言った自分の名前


「俺は葉山 大樹!!よろしくな雫!!」

すごく元気な人だ

「俺はね〜崎野 剛。よろしくね♪雫ちゃん♪」

優しそうな人

「叶多 滝 ……」

言葉が少ない人

恐くない…

皆いい人

「ふぁ〜……」

ふわふわする……

身体も痛いし……

限界かな……

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫