《MUMEI》

ナイフの刃が私のお腹の当たるスレスレで
刃を突きつけられる

動いたらお腹が切れる...

私の身体は震え
冷や汗が垂れる


男は私の反応を見て楽しんでる


なんとかこの状況を変えなきゃ...


「あ...あの...もう好きにしていい...!!好きにしていいから...痛いことはしないで...お願い」



「...」


男は黙って私の目を見る


身体も大事だけど今は
命を守ることで精一杯



カツン...



男は持っていたナイフを地面に落とした




よかった...

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