《MUMEI》
雫side
『ばあ様!!お母様とお父様は!!いつ来るの!!』

『もうすぐよ!!それまで 大人しく待ってようね〜』

『うん!!』
待つちゃダメ!!

アイツが来るの!!早く逃げて!!

ばぁ様ー!!




「嫌ー!!」


恐い……


消えるんだ……


こんな力があるから!!


「ふっ……うああああ…!!」

カラン…カラン…

目から出てくるのは涙じゃない…

真珠だ……

私の涙は価値が高い

こんなけ出てばアイツも満足する

今日は恐いことされない……

ズキンッ…!!

体が痛い……

胸も痛い…苦しい……

何で神様は私に痛いことをたくさん与えるの?

私が何をしたの?



ねぇ…









オシエテヨ……

前へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫