《MUMEI》 先生は…「超能力者なんかじゃないよ?読心術しかできないし」 それだけでも凄いのに…! でも、何に使うんだろ? 「こっちで生きるのに要るんだよ。まだ結奈はできないけど」 「黒宮さんにも必要なことなんですか?」「んー、結奈には必要無いかなー」 オレが“餌”だからですよね…。あの子の目には人間=下級生物としか映ってないだろうし…。 「先生はオレのこと、どう思っているんですか…?」 先生も黒宮さんと同じように、下級生物としかみていないのかな…。 「1人の生徒。それ以下でも、それ以上でもなく、唯一無二の存在」 …ぇ? 「結奈みたいに見下すとでも?」 先生がニコニコと笑っている。 それに恐怖を感じるのはなぜだろうか…? ―先生もサキュバスの仲間だから? 先生は何故、黒宮さんのことを知ってるんだ? 「先生はね… 前へ |次へ |
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