《MUMEI》
栞side
毎日が馬鹿みたい!!

夕飯を作ってたことが!!

「嘘つき……」

昴の嘘つき!!

嘘つき!!嘘つき!!嘘つき!!嘘つき!!

何が守るよ!!大切にもしてくれないくせに!!

蓋をしていた感情が

顔を出した…

「ケホ……」

何か寒い……

どんなに寒くても……

暖めてくれる人はいない……

だから、一人はいや……

グラグラする……

「ケホ……ゴホゴホゴホゴホ…」

咳が出てきた…

熱かな?気持ち悪いような……

「ウッ……このまま…寝ても……いいよね…」

意識を手放そうとしたとき……

『栞!!』

貴方が私を呼ぶ幻聴が聞こえた気がした……

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫