《MUMEI》
センパイ……
俺は紫色の着物をはだけさせた。目の前にはかつての先輩の姿。
俺は今宵彼の手によって躾られるのだろう。

「満先輩……」

俺は目を潤ませ彼の耳元で囁いた。それを合図に俺は畳に押し倒される。せめて布団に運んでほしかったのだが彼の目は熱い炎を宿していた。

「涙……るい」

彼は飢えた獣のように俺の身体中を噛む。

――ガリッカプッジュル

室内にはまるで飴を咀嚼するような音が響く。

「先輩、傷つけないでくださいね。仕事が出来なくなったら先輩とヤれなくなるので」

「分かってる。ちゃんと感じろよ?」

「ん!!あ……あぁ、はぁ、ン!!ヤァ……」

「ホントに乳首弱いな」

彼は俺の乳首を舌で弄んでいた。キモチイイ……ぁ、でも片方しか弄ってくれない。

「セ……ンぅ!!……パイッ右側……のぉ乳首もキモチヨクさせてェェ」

俺が言い終わる前に俺は両方を激しく弄られた。

「ハッ……あ、ぁン!!キモチイイよォ……センパぁイ、あぁあ!!」

「見りゃわかる。お前の下半身スゴいことになってるぜ?」

先輩は俺のを掴むと激しく上下させた。キモチイイ!!あぁ、もう入れて欲しい!!

「おれ……もっうイィ!!く!!」

「いいぜ、つぎはもっと喘がすからな」

「ぁ、あぁァぁぁぁァ!!」

腹に白い蜜をぶちまけた俺は息をつく間もなく腰を抱かれた。

「入れる」

――ズチュッ

「ん!!はっおっきっ!あぁ!!アンッ」

「女みたいだな」

――ぐちゃっビチュッパンッパンッ

「あぁ、あ、あ、ぁぁん!」

彼の律動は激しさを増し、肉がぶちあたる音が卑猥な気分を掻き立てる。

――パンッパンッ

「ぁ、あぁイく!!」

「あぁ、中に出すぞ?」
――ビュルルルッ

「ぃ、あぁぁぁぁぁ!」

彼は最後まで冷静な声音だった。


彼は最後に俺に深く口付けてから帰って行った。

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