《MUMEI》
出会う
?「あら、貴女、大丈夫?こんなところに倒れてどうしたの?」

気がつくと、目の前には、優しそうな美人の女の人が いた。

まぁ、それは良いとして…

雪「ここは何処?」

?「わからないの?迷子かしら…お嬢さん、お家は何処かしら?」

雪「家…?南街だけど…」

?「南街?そんなところあったかしら?…見たところ、貴女、5歳くらいよね。とりあえず、家に来ない?」

は?俺、15歳なんだけど…

ふと、横を見ると、ショーウィンドウには、美人の女の人と5歳の時の俺が映っていた。

って、ちょっと待てよ、おいっ!
なんで俺、5歳に戻ってる訳?意味わかんねーよ。

?「お嬢さん、大丈夫?」

雪「はい…大丈夫です。」

?「それで、家に来る?」

雪「行きます。」

?「それじゃあ、着いて来てね(微笑)」

雪「はい。」

?「私の名前は橙坂 秋(とうさか あき)よ。貴女の名前は?」

雪「天野 雪です。」

?「雪ちゃん。後もう少しで家に着くから頑張ってね?」

雪「はい。」


そうして、俺は、橙坂さんの家へ行くこととなった。

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