《MUMEI》 ―――ガシッ しかし次の瞬間 両肩を捕まれ体を回転させられる 「!!///」 目の前には龍。 「なっ…何でこんなことっ!?」 自由になった腕で慌てて胸を隠しながら 自分より背の高い龍を下から睨む 「…お嬢さん知らないんだ?」 「なっ…何をよ?」 「俺達が呼ばれたのは… ―――お嬢さんを女にするためってこと」 ―――私を…女に?? 「一応私女なんだけど。」 訳の解らない私は龍をさらに睨む 「だから…男経験無さすぎるお嬢さんを どこに嫁に出しても恥ずかしくないよう 男にある程度慣れさせるためだっつの。 まあ要するにセックスした相手を 満足させられなきゃ相手落とせないだろ …つまり俺が推測するに――」 「「政略結婚」」 ―――そっか。 ゆくゆくそうなるから今のうちに 男を落とせるようにならないと困る訳ね 「余計なお世話よ!…お父様…」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |