《MUMEI》 今日はめんどくさい日だ ピピピ…ピピピ… 目覚まし時計が鳴り、 うるさく思った俺は 上から手を振り落とす ように目覚まし時計を 止め、起き上がった。 まだ眠い目を 無理矢理見開き、 眩しい太陽の光を 手で遮りながら見た。 「ん…眩しい……」 …よし、目が冴えてきた 俺はいつも通り パジャマ服から 制服に着替えた。 …と、制服に着替え 終わったとき、 俺はあることに気付いた 「あ…始業式明日だった」 今までこんなこと なかったのに… 俺は再度私服に 着替えようとした…が ピリリリリッ!! 携帯から電話音が 鳴り響いた。 「げっ!…理事長…」 その電話は 理事長からだった。 正直、あの人は苦手だ。 なるべくなら出たくない 「あの人と会話をするぐらいなら、百合坂の相手した方が幾分かマシだ…」 ぽつりとそう言って 電話を無視しようとした そのとき 不意に窓の外を見たら 何かが飛んできた。 ドスッ!! 飛んできたのは 矢だった。 しかもその矢には 小さな紙がくくりつけて あった。 嫌な予感がしてその紙を 取り、中身を見てみた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |