《MUMEI》
Tの視点
「てぃーい!」
バスで俺の席の近くに座っていた奴が話しかけてきた。

「さっきの何だよww」
「さっきの?」
「誤魔化すなよ。ちゃんと見てたぜ?笑」

さっきの…。
さっき…さっき!?
膝枕か!?

「あれか…。」

なんてことだまさか見られていたなんて…。

「お前らそんな仲だったのか?」

「いや、さっきのはたまたまあんな形になっただけだ。」

「おもしくないな〜」

こっちは面白いの前にドキドキをどうにかしてほしいわ!


…。
もうこんな時間か。
皆集めて走らないとな。

「おーい!走るぞ!並べ!」

えー…と、よし、皆いるな。

「よし、行くぞ!」
「まてまて、T。大事な事を忘れてる。」


大事な事?

「S。お前、前に来て走れ。」

!?
「それのどこが大事な事なんだよ!」

「俺には大事!」

…。

「ここでいいですか?」

「あ、あぁ…。」

走り出すとSを前に呼び出した本人はずっとSを見ている。

目線がキモいぞ…。

まぁ、なんだこんだで、練習も無事に終わり、宿舎に行った…。

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