《MUMEI》
Tの視点
・・・
あと3時間も二人で何すんだよ!ォ

Sはー…。

何か探してる…?

「何か探してんのか?」
「うーん。」
「手伝うぞ。」

手伝った方がなんもしないより紛れるよな…。

「なにを探してんだ?」
「トランプ。」
「は…!?それ、必要?」「Tくんもあと3時間、暇でしょ?」

もっともだ。

ガサゴソ…

!?
こ、これは……。
ヤバい……
見てはいけないものだ…。
・・・
可愛い下着だな…。

「あぁー!あった!!」

あったのかよ…
もう少し早く見つけてほしかったぜ…。

「なにやんだ?」
「なにする?」

って言ってもあんまトランプとか出来ないしな…。

ガラッ

!?
「うぃーす!」

「遊びに来たぜ!お。トランプか…皆でやろうぜ!」
あぁ…。この壁にある襖は隣の部屋につながっていたのか…。

「おっ!これ、王様ゲームできるやつじゃん!」

「やろーぜー!」

お、王様ゲームだと!?

こいつら、変なことしねーべな…。



「んじゃ、いくぞー!」

『王様だーれだ!』

「俺だ…。」

王様になったのはバスで隣に乗ってたやつだ。

「んじゃぁー…。三番は…五番と抱き合う!」

<お前まじかよ!>
<それ、いいのか?>
<大丈夫だろ>


三番は俺だ…。
五番は…

「俺、五番。」

お前かぁ!
こいつはSとの仲を疑ったやつだ。


「いくぞ?」
「おう!」

ギュッ


どうせやるなら…
女子とがいいな…ャ

「次やろうぜー」

『王様だーれだ!』

「俺っす。」

こいつ、誰だっけ?ャ

「んじゃ、一番は四番にキスー!ww」

<おまっ!wwそうゆうのは、夜にしろよww>
<キスって口?>
<口だろ>
<それは女子としたいべ…ャ>
<女子なら、Sが一人いるから懸けろww>
<ベロチューあり?>
<…。本人の同意の上でなら?ャ>

!?
誰だ!
俺は……

・・・
四番!?
当たりすぎだろ!ォ

一番は…
「あのぉ…私、一番何ですけど…ャ」

!?
キター(。≧∇≦。)

って何、喜んでんだよ!ォ
「四番誰だ?」

「おれ。」

<おぉ!このまま夜にヤっちゃう?ww>
<さすがにヤバイだろ…ャ>
<早く、ヤれよ。>

…。
「S…。いいか?ャ」
「え……うん……。」

<早く!!早く!!早く!!>

Sとキス…。
ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバい。
発っちゃうよ。
今まで以上に何か緊張するな。

他の女となら普通なのに…。

「Tくん…?」
「お、おう…。」

チュッ…。

どうしよう…。
いつ離せばいいんだ…?
しかもなんか…エロい気分に…。

「ん…っ……、あ…ぁ…。」

!?

S?
・・・

バッォ

「Tくん………」
「わ、わりぃ…」

<Tのやつ舌入れたぞ!><S、何かエロかった…ww>


何てことしてんだよ!俺!?
Sは…
顔赤いし、恥ずかしがってるよ…。

ラインだとあんなに積極的にできたのになしたんだ俺?ャ

「さーて、いいのも見れたし、もうそろやめるか!」
「だな。」

「んじゃ、バイビー!」

パタンッ…。


このまま置き去りにしないで下さいよ…。


「わりぃな…S…」

「…、い…いいよ…。ゲームだもんね…」


罪悪感でいっぱいだ…。

あぁ…、まだあと1時間ちょいどうしよう…。

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