《MUMEI》 交渉「なかなか良いセックスだったわ」 「それは良かった」 セックスした後、私達は一緒に帰っていた。帰り道が同じってだけだったのだけれど、私にとっては好都合だ。 「ねぇ高橋くん、溜まってるときは言ってね。いつでも相手になるから…性的な意味で」 「ははっ、いいよ。激しくヤってほしいなら、いつだってOK」 「決まりね」 私は駅まで来ると、高橋くんに向かって手を振った。 「じゃあ、また明日もよろしくね、高橋くん。バイバイ!」 「えっ、明日も?」 疑問系で聞いてきた高橋くんを置いてきぼりにし、私は独り家へと走りだした。 (あんな気持ち良いセックスできるの、高橋くんだけだもの。しばらくは離さないわ) 前へ |次へ |
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