《MUMEI》
2人、神様らしくない
(未だに信じられない……2人の神様が私の両側にいるなんて!)


私が数時間前にトイレ行くと言って脱走を図ってからというもの…見張られるように両側に滝芽様と果陸様がそれぞれ違う空気を纏って座っていた。


「綾瀬なつさん、お茶でも飲みましょう〜!リラックス効果のあるお茶を今用意します〜」


「遠慮します。危険物だとわかったものを口にするほど馬鹿じゃないので」


「人間、懸命な判断だ。俺も寿命を縮めたくない」


「二人してひどいですねぇ〜」


滝芽様が会話に加わると和やかムードになるな…お茶という名の有害物質を客に出そうとしてるのに。

前へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫