《MUMEI》
0.初めに
この世界には、様々な不可思議な出来事が満ちあふれています。
UFO、オーパーツ、心霊現象....。


あなたはこれらの不可思議な現象の肯定派でしょうか?
それとも否定派でしょうか?


私は白(肯定派)でも黒(否定派)でも無い、これらの不可思議現象に対しては限りなくグレイ(灰色)に近い立場をとる、懐疑派の人間です。


何故なら人間とゆうものは精神的に不安定な状態であれば、いくらでも幻覚(幽霊)を見る生物だと思われるからです。


何?話が終わってるじゃないか?


そうあなたは今思いましたね?


確かに、これから私が主観的に体験したと思っている不可思議な出来事は、私自身がただそれが『起きた』のだと信じているだけの、幻覚に過ぎないのかも知れません。


しかし同時に私は、この世界にはまだまだ人智を越える存在や出来事があると考える人間でもあるのです。


私達人間はまだ、この宇宙の全ての謎を解き明かしている訳では無いのですから....。


したがってこれから私が話す数々の心霊的体験談は、あくまで私が主観的に体験したと思っている出来事で、これをもってして心霊の存在の肯定否定を論じるものではありません。


これから語る私の不可思議体験談が、
私の脳が生み出した幻覚か、それともなんらかの人智を越える存在の発現なのかは、読者のあなたの判断に委(ゆだ)ねましょう。


それでは私が思い出す事のできるもっとも古い幼少期の不可思議体験から、開幕する事にします。

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