《MUMEI》 校門を出た将来スペースシャトルのパイロットを夢見、公園のぐるぐる回るジャングルジムで日々無重力訓練に明け暮れる小学生の私(長いので以後やめましょう)が、まばらな住宅地を歩き過ぎると、いよいよ目の前に通称『ライオン山』と呼ばれる山の巨大な黒い影が、 夕陽を浴びて聳え立っているのが見えてきます。 ちなみに誰がそう呼び始めたのかわかりませんが、『ライオン山』とゆう通称が付いたのは、山の全体の姿が、まるでうずくまるライオンの姿のように見えるからと言われていて、小学生の私は常々 (は?どこがよ?どこがライオンに見えるのよ?全然ライオンに見えないし) と疑問に思っていました。 その疑問は小学生生活六年間の間に解明される事はなく、現在も解明されていません。 おそらく永遠の謎でしょう。 前へ |次へ |
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