《MUMEI》

その姿に刺激されたのか、我慢できなくなり颯は美香の唇を奪った。


ちゅっ、と音をたててついばむようにキスをしていた颯は息を吸いたくて美香が口を開けた隙間にすかさず自分の舌を入れた。



くちゅ、くちゅっ……と口内をまさぐりながら、颯の手の動きは段々と大きくなっていた。



はじめは突起に優しく触れ、
時おりカリッと引っ掻いたり、
強く摘まんだり



その動きの度、美香の体はビクンッとはねあがる。



「やっ、あっ………ン……あ…ッん」



「…いやらしいね。そんなに悦んで」



そういいながら颯は美香の目尻に溜まった涙を吸いとっていく。



…優しくするから、さ


_____だからそんなに泣かないで

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