《MUMEI》
痴漢プレイ2
「こーら結衣架、声出てるよ、もっと抑えて」

そっと耳打ちする。

けれどその声に反応
したようにビクンッっと
体を震わせる結衣架。

「皐…月…ッも…やだ…お願…ッア…やめ…」

ゾクゾク

やばい、
僕実はサディスト
かもしれない…。

結衣架が声を
我慢してる顔を見るの、
好きだ。

“やめて”と言われて
やめるのが勿体なく
感じてしまう。

…こんな僕は
嫌われるだろうか。

「…ごめん、結衣架。我慢して」

ツプ…

「……ッ!」

指を挿入れ、動かす。

「……ッン…はぁ…っ」

自分の力だけで
立っていられないのか
僕にお尻を
押し付けてくる。

「…欲しいの?」

妖艶な笑みを浮かべて
結衣架に聞く。

「…っ違…ッ……立ってられなく……ン…て」

「僕の股間にお尻を押し付けてくるから欲しがってるのかと」

冗談めかして言う。

「……違う……けど、欲しい……」

え?
耳を疑う。

乗り気ではなかった
痴漢プレイで、
結衣架が僕のチンコを
欲してくれている。

「ふは…あげるよ、そんなの。今すぐに」

結衣架はいつも
僕の予想を上回る。

…可愛い。
…好きだ。

ズズ…

「……ッ!!…ン…ふ…ッ」

「動くよ」

近くの人は気付いている
かもしれない。

理性なんてとうに切れた
僕が激しく結衣架を
突き上げていたから。

結衣架や僕から、
きっとエッチな匂いが
漂っていたから。

他人に見られてる。

僕と結衣架の行為が。

興奮が止まらない。

結衣架結衣架結衣架!!

一心不乱に腰を振る。

「……ッア……ァア……ン」

結衣架から漏れる
声のボリュームが
周りに聞こえそうな程
上がってきている。

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