《MUMEI》 「七生全然顔違うー!」 一年前なのに変わるものだな。巻き戻しながらパラパラ見る。 「あ!おとやー、このシーン近いぞ!」 自分が乙矢とのラヴシーンが嫌で俺に押し付けてたくせに。無言の乙矢も同じ考えなのだろう。 「内館キモいよ……?」 東屋の若干引き気味のリアクションと俺の睨みに気が付いたみたいだ。大人しくなった。 しかし、手応えがない。乙矢達目当てに女の子がちらほら覗きに来るくらいだ。 質問と言えば趣味やアドレスだ、七生が上手いこと新入生をあしらう様も慣れてるっぽくて気に入らない。 勧誘時間は五時半までって決まってるし、10分くらい早引きしてもいいかな。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |