《MUMEI》
プロローグ
世界ってさ、不思議なものだよな。

昨日まで平和だったのに、いきなり戦争があったりさ

昨日まで貧乏だったのに、宝くじが当たって大金持ちってのもあるだろ?

俺、織沢紫音は
昨日まで、なんの取り柄もない、ただ普通の高校生だった。

ただ、『他と違う』
のは肺ガンで入院してたくらいかな。

だけど、不正な医療ミスで呆気なく俺は死亡。まぁ、友達が居たわけでもないから、何とも思わないけど

あーそういえば、あのマンガまだ途中だったなー
とか 下らない事考えていた。え?何故死んでいるのに考えられるか?

成仏出来ていないんだ。
"何か"にどうやら悔いがあるらしい。

なんだ?あの医者の事か?

「どの医者かは分からないけど、僕が助けてあげようか?紫音君。」

………。

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