《MUMEI》

「んぅ…。ふぁ……」







長い夢を見ていたみたい




体がすこしだけ重くて、すこしだけ目覚めがいいかも








「学校行かなきゃ…」




何かすごくこわい夢を見ていた気がするけど




だめだ








「思い出せないや」








さっさと支度を終わらせて一階に下りる




お父さんもおんなじくらいの時間に起きるから

一緒にご飯をたべたりする




時もあったりする









私はこの時間がすごく、すごくすきで








頑張ろうってきもちになれる




時もあったりする








お父さんには内緒だけど






「いってきます」







今日は高橋君とちゃんとお話しよう

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