《MUMEI》 転がりだす12日目二日連続で昼過ぎに目が覚める。 今日も隣にアイツはいなかった。帰ってきた形跡もない。 完全に終わったな。 何もかもが面倒だった。 聞き慣れた着信メロディが響く。 無視して枕に顔をうずめていたが、あまりにしつこいので携帯をひらく、例の友人からだった。 どんな用件かしらないが話したくない。 携帯を閉じてそのまま放っておくとやがて音も鳴りやみ、ようやく諦めたかとため息をつくと、次はメールの着信音が鳴った。どんだけ暇だよ、つぅかアイツ今大学だろ。 仕方なく携帯を再びひらく。やはり友人からだ。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |