《MUMEI》
野蛮な隣人 8
困ったことになった。ここは許してもらうしかない。意地は張っていられない。

「岡田さん、ごめんなさい、許してください」

「許さないって言ったらどうする?」

「え、どうしたら許していただけますか?」

しおらしい態度の千香に、岡田は調子に乗った。とことん意地悪したいという衝動にかられ、その欲望を抑えることができない。

「千香。夫以外の男の手にかかってイカされたら、人妻失格だよな?」

恐ろしいことを言う男だ。千香は緊張した。酷いことをするのは勘弁してほしかった。彼女は不安な顔色で懇願する。

「お願いします、岡田さん、ほどいてください」

「質問に答えな。夫以外の男にイカされたら、夫に顔向けできなくなるよな?」

「やめて」

「大丈夫。千香が旦那を本気で愛していたら、どんなテクニシャンに愛撫されようと、どんな強烈な振動のマッサージ機で責められようと、イクことはないから」

千香は唇を噛んで岡田を見つめた。胸のドキドキが止まらない。まさかそんな究極の意地悪はしないだろうと、千香は気が気ではない。

「千香。女の子がイクってことはさあ。その男に女として屈服することだから。それが恋人や旦那なら問題ないけど、ほかの男だとまずいよね。ハハハ、ハハハ」

千香は身じろぎした。岡田の言葉責めに翻弄される。

「もしかして、夫以外の男に、この大切な体を支配されてみたいという願望があるのかな?」

「あるわけないでしょ」

「言葉で否定するのは簡単だ。でも、主婦がそんなセクシーな水着でプールに来る場合、結構そういう欲求を持っていたりするんだなこれが」

女をバカにしている。千香は悔しかった。手足を縛られて無抵抗では反論できない。

「お願いします、ほどいてください」

「ほどかないよ。ほどくわけないじゃん」

「なぜですか?」

「言葉ではなく肉体で否定してみな」

「え?」

岡田はマッサージ機を千香のビキニに押し当てる。

「あああああ! やめて、やめて!」

「やめてじゃなくて、肉体で否定してみな。夫だけを愛してると」

「そんな・・・」

千香は困り果てた。ビキニの上から強烈な振動が襲う。悔しいけど気持ちいい。彼女は腰をくねらせてもがいた。

「やめて、お願いやめて・・・あああああ! あああああん!」

「さあ、千香困った、千香困った」

「やめて、やめて・・・嘘でしょ待って・・・あああああん! あああああん!」

泣き顔で悶えてしまう千香がかわい過ぎる。岡田の興奮も最高潮だ。

「さあ、人の妻なんだよ。絶対にイクことは許されないよ。どんなに気持ちいいところ責められても耐えるしかないよ。イッちゃったら旦那に顔向けできないよ」

「くううううう・・・くううううう・・・」

両目をきつく閉じ、歯を食いしばって快感に耐える千香が魅惑的に映る。岡田は容赦なく責めて、とことん千香をいじめた。

「ううううう・・・」

「さあ、どうする? 千香が旦那に顔向けできなくなっても俺には関係ないからな」

「・・・やめて・・・許して」

「許してほしい?」

「許してください」

岡田は一旦許してあげた。

「はあ、はあ、はあ・・・」

「かわいい、千香」

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