《MUMEI》
地球防衛部 煙熱×赤ちゃん
捨て子だった赤子を拾った。
男同士では子供ができない。
だから俺たちは喜んでこの子を育てることにした。
熱史が子守唄を聴かせる。
この空間は飽きることがなく、めんどくさいとは思わなかった。



「〜〜〜♪」

子供が寝息を立てた。

「……ぁ。煙ちゃん、寝たよー」

待ちくたびれている大きな子供に声をかけた。
だけど返事がない。

「んー?煙ちゃんってばー……って、もう……」

顔を覗き込んで声をかけるのをやめた。
整った綺麗な顔で寝息を立てる大きな子供。
そっと頭を撫でて、毛布を掛けてあげた。

「おやすみ」

僕と遊ぶために待っていたが、待ちくたびれた結果、疲れて寝てしまった彼の唇にそっと自分のを重ねた。

……また後でね。



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