《MUMEI》 付き合いはじめてから3ヶ月が経ったある日、先輩の家にお呼ばれされた。 「お邪魔しまーす!」 「さあ入って入って。遠慮しないでいいからね」 「ご両親はいないのですか?」 「ああ、共働きでね」 「うちと同じですね……寂しくないですか?」 カバンをベッドに放って、熱い視線を私に送る先輩。その姿が何故か狼のように見えた。 「だからこうして寂しさをまぎらわしてるんだよ」 その笑顔が、とても怖く思えた。 ぞくりと恐怖が身体を支配した次の瞬間、私の身体は先輩の腕の中にあった。 「ここまできて我慢させるなよな……お前は俺の玩具なんだから」 ……へ?何を言ってるの、先輩……? 「早くヤろうぜ。もう我慢の限界」 いつもとキャラが違う気が……と思っていたら、先輩に押し倒された。 「せんぱ……んぁっ!?」 先輩の唇が私の唇を塞ぐ。息をするのが苦しくなるくらい深く、甘いキス。 「んっ……んんん……っ」 喋ることも許されないなんて……先輩、いつもより大胆。 でも先輩になら全てをさらけ出せる。 …………次の言葉を聞くまでは、確かにそう思っていた。 「身体の相性も良さそうだし、これから退屈しないですむな」 「んっ……ぅ………せん、ぱい……何を……」 好きな相手に、彼女に、退屈しないですむ、なんて単語つかわないよ……? 「先輩……急にどうしたんですか?今日はイイコトするから来てほしいって呼ばれたはずですよね?」 「高校生にもなって分からないのかよ。これがそのイイコトなんだって」 先輩の手が私の下半身をなぞる。先輩の手、すごく冷たいから変な声がでちゃった。 「ん………っ」 「高校生のイイコトってのは、こういうことなんだよ」 まって……先輩、いや。今の先輩、すごく怖い。 「や……やめて下さいっ!」 私の必死の抵抗も虚しく、先輩は下着の中に指を入れた。 クチュ…… 「んぁあっ」 私の秘部を愛撫でし、卑猥な音をたてる。 前へ |次へ |
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