《MUMEI》

僕はマンションのエレベーターを使い、下に停まっていたタクシーへと乗車した。


「ここに向かってくれるかな?」

「了解しました」


タクシーの運転手は、地図が書かれた紙を助手席に置き、車を走らせた。


僕は、美香を撫でた手の匂いをひたすら嗅いでいた。

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