貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
File.15 荒天と薄井=ツケ
キキッー!
ミニパトは犯人の逃げ道をふさぐように止まった。
そして…悪魔が車から降りてきた。
「わっ悪かった!この酒は返す!それに金も!見逃してくれ!」
犯人は頭を地面に擦り付けながら謝った。
時すでに遅し。
タイミング悪し。
「はっ?往生際の悪い…あんた…[荒天]はダメよ…日本一の酒を…逮捕するわよ!」
犯人は半ベソかきながらミニパトに乗った。
「麗子!前田君!ちょっと?」
僕と麗子さんは薄井さんの所に走った。
なんだかんだで褒められる!
なんて思ってた僕が馬鹿でした。
「なんで買い物に二時間も三時間もかかるのよ!二人そろってマヌケよ!」
「「スイマセン!」」
その時だった。
「…でも…ありがと。私、荒天酒店にはお世話になってるから。良い恩返しが出来たわ。」
そしてミニパトで帰っていった。
半分アル中凶暴女が普通の女性に見えました。

後日。
「薄井さん?なんで荒天酒店にお世話になってるんですか?」
「ん?酔っ払って店の商品ぶっ壊したりとかツケが10万くらいあんのよ。」
世話じゃねぇ。
迷惑じゃん。(笑)

前へ |次へ

作品目次へ
無銘の作品を探す
無銘文庫TOPへ