《MUMEI》

僕はもう一度振り返った、やはり知らない女がひっそりと立っている。
年齢的には15、6ぐらいか、色白でほっそりしており、髪の毛は目にも鮮やかなオレンジと派手だが、何より緑色の瞳が一番印象的だった。
どちらにせよ赤の他人の部屋に無断であがりこみ(そもそもいつ入ってきたかが不明だ)、無表情な顔で立っている時点で、どんな容姿でもおかしいことは間違いない。

僕は体育座りの格好のまま、再びTVをつけたり消したりした。

「ちょっと、そんなにつけたり消したりしないでくれる?」

背後の女が口を開いた、僕の身体がリアルに3センチほど跳ね上がる。
恐る恐る背後を振り返ると、目があった。

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