《MUMEI》
遅刻決定。
起きた時、もう遅刻は決定していた。
ここ2週間、生徒会選挙の準備などで疲れていることが多く、昨日ようやく終え、本番まで寝るだけとなったその時に気が緩んだようだ。
だが、もう午後になろうとしているとは、緩みすぎだ!
生徒会選挙は昼休憩の次の時間からだ。今走ればギリギリ間に合うかもしれない!
何故今日は誰も起こしてくれなかったんだ!
内心文句を垂らす僕こと神名薫は家を飛び出した。

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