《MUMEI》
コワイ先輩(学園もの)1の1
先輩×後輩(タカヒサ×タクマ)



俺は柘馬。
高校一年生になったばかりなんだけど…

どうやら俺は入る高校を間違えたようだ。

テニス部に入部した俺は女の子たちとウフフな時を過ごし、友達、先輩とも仲良くなり、青春を満喫していた。

地区大会まで残り一週間という今日、俺の青春は音をたてながら壊れていった。

原因は部活の先輩。

部員が帰った後も俺は一時間ほど自主練をした。

「柘馬君、暗くなり始めたし、そろそろ片付ける?」

話しかけてきたのは隆久先輩。

「ああ、そうですね」
「手伝うよ」
「ありがとうございます」

15分ほどで片付けは終わり、着替えるために先輩と部室に戻る。

先に中に入り、上の服だけ脱ぎ終わった時、カチャリという音が…


え…今の鍵を閉めた音だよね…何のために…

恐る恐る振り返るとドアを背に妖しく笑う先輩の顔が…

「やっと二人きりになれたね」
「え…いや、あの…先輩?」

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