《MUMEI》
君の血を…(ファンタジーもの)1の1
ヴァンパイヤ×人間(サーディ×ソウ)


「ほら双。こっちにおいで」
「い、いやだ!」

只今ヴァンパイヤに脅され中。

「君のイキ顔の写真、学校の皆にばらしていいの?」
「それはダメ!」
「じゃあ、おいで?」

どうせ行ったら、血を吸われるのに…
それを分かっててサーディのところに行くだなんて……

「……………」

無言の鋭い視線。

「ぅぅー…わかったよ!行けばいいんでしょ、行けば!」

優雅にソファーに座っているサーディのもとに向かう。

「いいこ。ご褒美に気持ちよくしてあげる」

頭を固定され、首筋に牙を立てられる。

「ぅあ!」

ジュルジュルジュルと、血を吸われる音がする。

最初は痛い、と思っていたが徐々に下半身が熱くなっていくのがわかる。

「あ…んっ、ちょ…サーディ、もう…」

なぜか、サーディに血を吸われると感じてしまう俺。

「んぁ!はっ…も、もう、血……吸わない…で」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫