《MUMEI》 . 僕は目を覚ました。 相変わらずの部屋、ずっと引きこもっている僕の部屋。 いつのまにかパソコンとTVの電源をつけっぱなしにしたまま寝てしまったようだ。 変な夢だった。 着たきりのトレーナーが汗ばんでいるような気がする。 五感は妙にさえ渡っていたし、夢の細部はくっきりと脳裏に焼きついている。 何だか妙な気分だ。 僕はTVを消して、パソコンのデスクの前に座った。 つけっぱなしのノートパソコンの小さなランプが緑色の光を煌々と放っている。 僕の口は、夢ではなかったのか、と小さく呟いていた。 お気に入りの小説サイトを立ち上げる。 そして今、 これを書いている。 前へ |次へ |
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