《MUMEI》 出会い深夜の死都ザルエ家にて 「母さん父さん…もう行くよ」 ザルエは写真にそう言うと立ち上がり近くの扉を開けて地下へと続く階段を下りた…その先には文字の書かれた大きな扉が在った 「これか」 ザルエがその扉に触れると扉の文字が光り扉が開き始めたすると内から小さい物が飛び出して来た 「っ!!」 「ゥキュ〜」 それはザルエの肩に乗るぐらい小さな物で確実に龍の姿をしていた 「お前…龍神…か?」 「ゥキュ〜」 その小さな龍は頭を上下に振った 「え〜っと、何でここに居るんだ?」 「ゥキュ〜」 龍神はザルエの肩に乗った 「お前も行きたいのか?」 「キュ〜ゥ!」 「そうかなら行こう地上界に!」 ザルエは龍神を肩に乗せて扉の奥に進んだ 前へ |次へ |
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