《MUMEI》

「−−トリガー、起動。」

「……ッ!」

突然の人の声に、僕は目を見開き、そしてゆっくりと顔を上げた。

そこには。

そこには、光に包まれた一人の青年がいた。

青年の着ていた白いTシャツは見る見るうちに青いジャケットに変わっていく。手には、1つの鞘に納められた刀が握られていた。

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