《MUMEI》
健志のガッコウ
「ついたよ。ここが俺の通う学校」


「わぁ、おっきーんだね〜!!」


妖狐村のどこにもない、大きな建物を見上げる。


窓がいっぱいで、その奥にいる人達が生徒かな。


子供みたいにあちこち彷徨いてはキョロキョロ辺りを見回す。夢中になってて健志が私と離れないように必死についてきてることにも気付かなかった。


「好音!はしゃぐのはいいけど、あんまり目立った行動とるなよ!」


「あっ、ごめん。つい夢中になっちゃって……」


気がつけば建物の中に足を踏み入れてて、部外者である私をじろじろと見てる人が沢山いた。

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