《MUMEI》
運命の任務
カカシ「と、言うわけで同じ任務につくことになったはたけカカシだ。ヨロシクね。」
アク「……。」
今、俺はあんの門の前で目の前の仮面をかぶった暗部に話しかけているわけだが…
カカシ(一言も返さない…。困ったな…。)
綱手様から本名は【アク】だと聞いているが、一応自己紹介ぐらいはしてほしいものだ。
アク「…コードネーム【シニガミ】。」
カカシ(もっともな名前だな…)
その理由はすでに外観からである。
黒いパーカーで身を包み、細身のブーツ。全体的には動きやすさ重視のスタイリッシュな印象である。なんといっても特徴は面が黒いことだ。まっ半分はフードで隠れているのだが…
カカシ(特殊部隊か何かか?)
カカシ「じゃあ、今日一日がんばろーね〜…」
と、カカシがいうとアクはスッと顔をそむけさっそく門を出て行ってしまった。
カカシ「ハァ、先が思いやられるね…」
カカシも続いて走り出す。
目的地は草隠れの里だ。走れば一日でつく距離である。
そして任務は巻物の奪還である。
アク「…おい。」
カカシ「え、あっと何?」
いきなり話かけられカカシは目をみひらく
アク「お前、本当にはたけカカシか?」
カカシ「はっ?本物だけど…なんで?」
アク「…いや。イメージと違うと思った。」
カカシ「よく、言われるよ。」
とカカシは肩をすくめる。
アク「変わったやつだ…」
カカシ「そりゃどうも。そろそろ休憩しようか。」
アクもコクリと首を縦に振る。
二人で近くの木に腰をかける。

前へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫