《MUMEI》 話し終わって〜麗羅視点〜 必死に、出てくる涙を 堪えて続きを話す。 『そう言って お母さんも家から 出て行って帰って来なくなった。 それから1ヶ月ぐらい経った頃 お母さんが帰ってきた。 知らない男の人を連れて・・・。 そして荷物を持って 出て行った。 その時、お母さんは 私のこと見向きもしなかった。 これが私の過去・・・。 ごめんね。 こんな話して・・・。』 栄実は、首をフルフルと振って 「辛いのに 私たちに話してくれて ありがとう。」 って言ってくれた。 海も頷いていた。 歩は「俺も、 麗羅チャンのこと 知れて嬉しいよ。 ありがとう。」 っと微笑んだ。 また私の目から涙が零れ落ちた。 前へ |次へ |
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