《MUMEI》

美鞠さんが言う遊びは
なんだか危険な
ものばかりだったので
部屋から追い出し、
宿題を片付ける
ことに専念した。


……始業式に宿題
出されるなんて
思ってなかったなあ。




美鞠さんが去った後
って、なんか
寂しく感じるなぁ。


でも危険な遊びに
参加する訳にも
いかないしね。
おとなしく
宿題を終わらせて
………




………それから
何をしよう?



今日は始業式だけ
だったから
午後は暇だな。



ぐうぅぅぅ………



宿題をしてる途中で
お腹がなった。
お昼まだなんだった。


「とりあえず、お昼食べにいこう」


1階のラウンジは
まだ利用の仕方
わからないから、
外食行こう。


行ってみたいお店も
あるし、ついでに
見て回ろう。



宿題を手早く
終わらせて
外出の準備をした。




「わあ……どの店にしよう」


飲食店が並ぶ場所に
ついた私は
さっそくお店を
選ぼうとした
のだけど、
これがまた
色んなお店がある
もんだから
悩みに悩んじゃってる
状態。


和食はお義母さんと
よく食べたから
また食べたいし
中華も捨てがたい。
でもイタリアンも
食べたことないから
すっごい気になる。


10分ほど悩んだ末
懐事情も含めて
最終的に
和食に決めた。


いかにも和風なお店に
入ると、そこには
見知った人がいた。


「あれ?北島先生!」


担任の北島先生が
お蕎麦をすすっていた。

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