《MUMEI》

その後、休憩時間を
挟んで午前中の
授業が終了した。


今日の授業は
午前中だけみたい。


どの授業も中学の
復習みたいで、
当てられた人も
皆正解してた。



でも凜華ちゃんは
そうでもなかった
みたい。



「あー……中学サボってた罰が今来たわ」


放課後、机に
突っ伏して
愚痴をこぼす
凜華ちゃん。


大袈裟なくらい
顔を青くして
泣きそうな
弱々しい声を
聞いたら
ふっと笑って
しまった。



「笑うなー!これでも頑張ったんだよー……でも数学が。数学だけが駄目だった。数式すらさっぱりだった」


「今度教えようか?数学得意だし」


「桜、天使……!」


目を輝かせて
女神を崇めるような
仕草をされて
苦笑する。


そ、そんなに
危ういんだ……


上手に教えれるかな。



「ねー桜。桜は花園寮なんだよね?」


「うん、そうだけど……なんで?」


「んー……一緒に帰れないなーって思って」


一般寮と花園寮は
校舎から見て
正反対の位置に
あるから、
必然的に下駄箱の
ところで解散と
なってしまう。


確かに一緒に帰る
のは難しそうだ。


「ま、仕方ないか。じゃあ桜、また明日ね!勉強会はまた今度よろ!」


「あ、うん!じゃあね凜華ちゃん!また明日っ」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫