《MUMEI》
帰宅
   〜歩視点〜


麗羅チャンの笑顔を見て


すっかりテンションの上がった俺たちは


色んな話をして盛り上がっていた。


そんな中・・・


   "グ〜ギュルル〜"


少しシンとなる。


恥ずかしながら


俺の腹の音だった。


俺は、少し照れながら

「腹減ったな〜♪」


っと言う。


麗羅チャンが時計を見て


『もう7時・・・!

時間が経つのは早いな。』

っと言った。


「わぁ〜じゃあ

そろそろおいとましなきゃね☆」


っと言って栄実が立ち上がる。


海も伸びをして

立ち上がり

「今日は楽しかったなぁ☆

外も暗いし


そろそろ帰るか!」っと言った。


俺と麗羅チャンも立ち上がり


玄関に向かう。


麗羅チャンは、外に出て


俺たちを見送ってくれた。


俺は、1人違う道なので


「じゃあ俺は、あっちだから♪

みんなまた明日ね♪」


っと手を振り去っていく。


海と栄実も


「「うんまた明日〜☆」」

っと手を振り去っていった。


少し、離れたところで

麗羅チャンの方を振り返ると

麗羅チャンは、まだ手を振っていた。


俺も、麗羅チャンにまた手を振り返す。


海と栄実の背中が見えなくなると


麗羅チャンがこちらに


少し小走りで


近づいてきた。

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