《MUMEI》
ペルソナ
貞淑と淫乱の2つの仮面

を同じ資格で戯れさせる

私は異様な、そして淫靡

なフェロモンを辺りに

波及させて白昼の繁華街

を堂々と闊歩していた。

往来を行き交う人も別品

さんだ、と思うと見えて

頻りに振り返って素っ裸

の私の尻を眺めて「何て

綺麗な小娘何だろう」

と陳腐なお世辞の言葉と

判っていても嬉しい阿呆

らしい言葉を口走った。

勿論、境界線の彼方に身

を隠して不可視の衣装を

纏った訳でもなく、痴態

を見た往来の人の頭上に

疑問符めいた疑問符と化

して現れたりしないから

「私はお姫様だから国民

を募っているのです」と

口走るメンヘラ少女の私

は順調に版図を拡大し、

目的地の海水浴場に到着

し、レジャーシート何て

敷いて気軽に近親姦に耽

り、姉弟の絆を深めた。

弟は古風で少し痴鈍な面

のある奴であるが、その

代わり真面目で何より生

まれた時から吸っている

空気のような存在で腹蔵

なく物を云う関係だから

好いし、その成長に貢献

する事は喜びの一つだ。

今一つ反応の薄い現状に

対して苛立つ他ない程特

に何事もなく家路と云う

名前の平穏な日常の世界

に戻ったのではあるが、

事実マジ基地ファッカー

の集団と遭遇して複数生

チンポコの挿入ラッシュ

をアナル受けしたと云う

事の他は何もなかった。

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