《MUMEI》
弥栄(いやさか)
異様、且つ不気味な空気

の廃屋で出喰わした訳の

判んない野生児とSEX

に耽っていた最中にふと

ポキッ、ポキッ、と云う

音を聞いた野生児はその

ピストン運動を止めて耳

を澄ました。ポキッ、、

ポキッ、来る、奴が来る

「(し)(。∋)くポッキーくれ、、(ノ(ぇ)゜。)」 「ビックリしたなー」。

朽ちるに任せて荒れ果た

廃屋であるが、地元住民

の噂話の類に由ると当の

廃屋は妖しくも美しい古

の女神を祀る元伊勢って

呼ばれる神社で出ると噂

の名高い心霊スポット、

非常識なワタクシも流石

に遣っては不可ない処で

SEXしているような。

そんな風な事を思案した

コチラを尻目に野生児は

萎える気配のないチンポ

コのピストン運動を再び

始めた。すると、今度は

静まり反った辺りの静寂

を破って「いやさか」て

詞のような声が響いた。

「は、いやさかさっさ」

北海道北西部沿岸地方の

ニシン漁の労働歌です。

「これはマジヤバい」と

口走る野生児は頭の上に

餃子を乗せて遁走した。

(。ノ(ぇ) ̄)ノ(。∋)く 「何で餃子何ですか?」

し、、知らん(恥)。もう

少し正直に云うとソレは

ヌルヌルの餃子のようで

餃子ではない。敢えて云

うなら竹輪型ゴム製品、

「(オナホール?)これは

何だ何だよー」その触感

も視角も対象の認識には

貢献しない荒唐無稽な

シロモノの第一発見者は

日本人離れした異臭を放

つワタクシの足の裏側の

皮膚であった。キャー、

その不自然だとも云える

絶叫は辺りの静寂と程遠

く響いたんだ、とさ。

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