《MUMEI》
プーさん一家
(。T(ぇ)T)〜(ノ(ぇ)・。)

誰しも朝の身仕度に多忙

を究める時刻、洗面所の

鏡はテディベアに近い顔

を左右180度反転して

映した。当然、、弟も熊

に似た顔容をしていた。

家族は「プーさん一家」

と呼ばれている、と云う

腐女子の心ない噂話の類

を耳にした。私は自分の

置かれた境遇を悲しく思

う、何の罪もない普通の

家族なのに何故こんな酷

い悪口を云うのだろう。

「熊だからじゃ、熊本県

のリアル熊モンだからお

前は幸せにはなれない」

と口走るジャクリーンは

私の後頭部の上方の虚空

をフワフワ漂っていた。

「ムーミン谷に帰れ」と

云うと「一刻も早く封印

を解くのじゃ」と答えた (∂∬ ̄3 ̄)(・(ぇ)・。)。

そして当の廃屋に向かう

道はサハラ砂漠のように

静まり返っていました。

「コテージと呼んでいる

神社跡を、お前は何と呼

んでおるのかのーう?」

「オナニー小屋、神社跡を再建して欲しいのか」

「逆に、火を放って消滅させて欲しいぞよ阿呆」

「自分で放火しろ」と噛

み合わない空気の会話を

交しながら廃屋に到着。

DONX3と2度3度床

に石ころを落としたら、

床板が抜け落ちた。

(。ノ(ぇ)○)ノ(。○)く 魑魅魍魎が出て来たよ。

しかし、魑魅魍魎も私の

姿を見て驚いていた。

そして妖刀(たまゆら)と

云う名前の刀の入った箱

と、大きな梅干し入りの

壺を発見した。壺の中で

カピカピに乾燥した梅干

しと、一緒に乾燥してる

ジャクリーンを実に乱暴

な遣り方で取り出した。

「後は帰宅してカピカピ

の私を湯を張った浴槽に

入れて3分間待つのみ」

「そうなんやー」。

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