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《MUMEI》 掲示板に《看護学生》と書くだけでメールの数は増えた。 けど、私の思うような『イイ人』は見つからなかった。 《全くダメだなぁ…都会は。》 援交の誘いが断トツ1位! 気持ち悪かった。 自分はメル友を探してるだけで、会うつもりは全くなかった。 《あ…私から探したら良いんだ!》 好みを待つより、自分から声をかけに行ったほうが好みに近い人と出会えると思った。 この選択が私を地獄へと導いた。 「大阪市内でバイク持ってて…マサト似かぁ…まぁイイかも!」 メール送信。 すぐに返事が来た。 『始めまして!俺賢太。よろしくな。電話で話せぇへん?俺の番号教えるし、非通知でかけて来てや。』 なんで私がかけなければならないの? と思いつつ、電話をした。 「こんばんは。こんな夜中までいつも起きてるんですか?」 時間は1時を回っていた。 「あぁ…明日休みやからなぁ。」 声はガラガラで怖いイメージが湧く。 写メも前以て見たけど、凄いイカツイお兄さんで、話してるのも怖くて早く電話を切りたかった。 「もうこんな時間ですね。私お風呂行かなきゃ。私の番号は090********ですから、またいつでも連絡ください。」 「そか。ほな後であそぼか〜」 《適当に答えとくか》 「はい。そうですね。」 「じゃ、あとでな!」 《あぁ〜怖かった》 結構、話すのは楽しかったけどしつこそうだった。 私はシャワーだけを済ませ、部屋に帰った。 携帯が光ってる。 着信だ。 「あ…もしもし」 「おぉ〜!俺おれ。賢太!今から迎えに行くから!」 《はぁ??》 「え!?もう2時だよ?こんな遅くに寮出られないよ!」 「はぁ?お前さっき遊ぶ言うたんとちゃうんけ!!来いよな!」 《あぁ〜もう最悪…遊ばないと大変な事になりそう…》 「あ〜もうわかりました。じゃあ福島の厚生年金病院側のセブンまで来て下さい。」 「OK!じゃあな!」 なんだか楽しそうに喋りやがって! この時なぜか、財布を持たず携帯電話だけを持って外に出た。 だんだん寒くなる夜空のした。 セブンまでの道則をゆっくり歩いた。 ちょっと話してすぐに帰るつもりだった。 前へ |次へ |
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