《MUMEI》 お化けの学校何ら罪咎もないイタイケ な女児の様に見えて実は 相当スキモノ淫乱娘のお 化けの彼女と一緒に学校 と云う名前の非文明的な 悪夢の地へと赴くので、 いつもより早く起床して 身支度を整えていると、 (∂∬∋+3∈)(ノ(ぇ)・。) 「じゃ一ん」妄想小説風 の台詞を口走るお化けの 少女はブレザ一の制服姿 を披露した。「なかなか 似合うであろう、因みに 学校とは人の器を作る為 の器であろう、その器に 人が合わせては本末転倒 であるな」「何でお化け 娘がそんな云うのやら全 く判りません」「熊のお 前が足繁く学校に通う訳 の方が理解不能じゃ」。 時刻は午前8時半、自宅 を後にして自転車の鍵を カチャリと外す、お化け 娘を自転車の後ろの荷台 に乗せてペダルを踏む。 流れる景色、雲間から差 し込む朝の陽射し、驚く 程速く閑静な住宅地の急 な坂道を走り抜けて行く 自転車、、明滅を繰り返 した信号が赤になった、 キキキキ一、ブレーキの 放つ戦慄的な擦過音は辺 りの静寂と程遠く響く。 「御早う熊、君の自転車 の後ろにお化けいる様な 気がするんだけど」と云 うウチのクラスの男子は 何やら深刻そうに眉間に シワを寄せた。「朝から 縁起でもない事を口走る ド阿呆じゃな」と云うお 化け娘は透明な存在と化 した訳ではなかったが。 前へ |次へ |
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