貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い《MUMEI》File.16 嵐の前兆
夏。
夏?
夏!
夏なのに僕らは埃っぽくて蒸し暑くてエアコンもない地下室で仕事をしていた。
「ジョンさん!もっと明るい色で頼みますよ!なんで交通安全ポスターを茶色とか紫色で書くんですか?!見るのは子供なんですよ!?」
「オ〜ウ!マエダハチュウモンガオオイナ!キラワレルゾ!」
「良いから!書く!」
今4課のみなさんはポスター作りです。
ただ絵がうまい人がアル中の凶暴女の薄井さんだけなんです。
「ヒック!やっぱり荒天は違うわ〜!」
「薄井さん!書いてから飲んでください!」
麗子さんはお掃除をしています。
ただ…丁寧すぎます。
もう本当に。
ドア拭きで二時間経過しました。
柳部長は別件で席をはずしています。
「はぁ…大変だなぁ〜。」
「前田君!飲む?」
「要りませんよ!」
その時だった。
ガチャ。
「あの〜お客様です。」
「誰よぉ!イケメン?」
「それが…」
「失礼します。」
「「子供?」」
「な〜んだ!子供かぁ!」
訪ねてきたのは幼い男の子。
彼は一体?
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