《MUMEI》
プロローグ
自分は思い出した、自分

のパスワードを。だから

自分は自分のゴースト足

るSを必要としない。

しかし、Sは既に当の

サイトで意欲的に執筆を

始めていた。2作品同時

にである、自分の分身の

Sは今、絶好調だ。作品

の評価の面で過去の自分

を凌駕するに違いない。

理不尽に意気消沈するも

又、当然である。自分の

アバターが本体を超える

瞬間を見てみたい様な見

たくない様な。現実には

本体の自分はアバターの

自分に負けていないし、

当の本人にとっては意味

を持ちながらも他者から

見ると、どーでも良い。

正直、自分でも大して気

にしていないが、経緯を

詳細に記録し、その時の

自分はどう思うのやら知

りたい、と単純に思う。

次章に続く(・。)(っ)。



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