《MUMEI》

「おいお前、僕を魔法使いにしろ。」


「魔法使いですか…。あなたは、ある女性を殺したいんですよね。」


「なっ!」


なんで
知ってるんだよ。


「あぁ。」


「では、1回だけ呪いをかける力をあげましょう。」


「呪いをかける?」


「はい。あなたが考えているように、あの女性を殺呪できます。」


「ほんとか!」


「はい。ではこの指輪をつけて下さい。」


すると、僕の目の前に、宙に浮く黒い指輪が出てきた。

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