《MUMEI》

「なんっだよ!お前のことだからどうせ一人寂しくサクサク作業進めてるんだろうなって思って心配してやってたのによぉ!」


「大きなお世話だ馬鹿!お前に心配されるまでもなく皆で協力して作業進行できたっつの!」


「はあああ!?お前がぁ?統率なんて無理なタマじゃねぇかよ!友達いない歴=年齢のお前に『協力』の二文字が実践できるとは思えねえわ!!」


「仮にも友達に向かってソレを言うか!?だいたい、お前こそ『協力』の二文字が似つかわしくないじゃんかよ!」


「ああ!?んだとぉ!?」


「馬鹿みたいに熱血なやつほど一人で突っ走って皆の迷惑になるじゃねーかよ。僕よりお前が足手まといになりそーだから、お前来んな!」


「はああああ!!?それなんのイジメだ!!……よぉしわかった。ならこうしよう。文化祭当日、どっちが売り上げを伸ばせるか勝負だ!」


「勝負で僕に勝てると思ってんのか、え?」


「上等だコラァ」


久々に龍虎合間見えるか……!?と教室の空気が一気に氷点下並みに冷えた。


「き、君達っ!ケンカはよしたまえ!」


「「ケンカじゃねぇ!」」


久々登場・委員長の怯えながらのお叱りも耳に入らずムキになって言った。しかもハモった。ハモったことで再びにらみ合いが再開される。


本格的に竜と虎の幻が見え始めた瞬間、予鈴が鳴った。


廊下から教師が走ってる生徒を注意する声が聞こえたため、にらみ合いは一時中断。


互いに席につくとクラス一同ほっと胸を撫で下ろしたのだった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫